先日投稿しましたIPAmj明朝フォントの最新版が公開されていました。国際規格に対応した完成版ということです。IPAでは、MJ文字情報検索システムも提供しています。

これはブラウザ上で操作するもので、ここで異体字などを確認できて、たとえば「渡邊」の「邊」を検索するとずらずらっと微妙に異なった「邊」の異体字が表示されます。文字コードなどの情報が確認できますから、人名漢字のややこしいのを扱うときには助けになりそうです。

辞書に登録されていない漢字を使う場合は、IMEから文字コードを指定して該当するフォントを抜き出すことになりますが、現段階では新たに国際規格に登録されたフォントをコードを指定して使うのは難しそうです。というのも、ATOKやMS IMEには辞書に登録されていない文字フォントを検索するパレットが付属していますが、現段階ではまだIPAが完成させた新しいコード表は反映されていないと思います。それとエディタやワープロで表示まではできますが、印刷への対応はまだこれからのようで、記事によりますと、Wordと一太郎は対応しているそうです(バージョンにもよるかもしれません)。とりあえず、ワープロでこのフォントを使用する場合の手順を確かめてみました。まず、フォントのインストールが必要ですが、それは各OSの操作方法を参照してください。

  1. ワープロの編集画面で使用するフォントをIPAmj明朝に設定する。
  2. 上のMJ文字情報検索システムで該当のフォントを引き出す。
  3. ブラウザ画面から該当のフォントをコピーしてワープロの編集画面に貼り付ける。

これで、IPAmj明朝の該当フォントが表示されます。IPAmj以外のフォントを指定している場合は、当然それは表示できずJISなどの類似フォントが表示されたり、環境によっては、空白になることもあるかもしれません。

Wordで試したところ、上記のシステムからJIS外の異体字をコピーして、IPAmj明朝で無事に印刷できました。問題はわれわれが頻繁に使用する許認可申請関係の専用ソフト。人名漢字の異体字を使用したいことがたまにあるのですが、対応できているものはあまりないようです。

それと、MJ文字情報検索システムと似たような機能を持ったフリーソフトも出ているようで、〈IVS検索〉というのをご紹介いただきました。これはVectorに登録されていますので、後で使用感など試してみてもいいかなと思っています。そしてこういうソフトの開発が可能なら、筆者が使っている許認可申請ソフトなんかも簡単に対応できるのではないかという気がするのですが、開発会社の対応次第ということでしょうか。