仕事にパソコンは欠かせない道具なので、作業の能率に影響するソフトウェアにはあれこれ不満を述べたりしますが、ハードウェアについてはそれほどでもありません。
熊本菊陽町にTSMCの工場が稼働すると聞いて、そういえば半導体はパソコンだけでなく今では生活の隅々まで入りこんでいるのだと再認識させられます。その技術の進化について門外漢には筆を揮う材料がありませんが、AIが標語のように飛び交う今日、そうした技術の革新が求められているなかで、その一翼を担っている台湾のTSMCですから、注目度も一通りではなさそうです。
かつて日本は半導体分野で世界でも大きなシェアを握っていたのが、いつの間にか後退して今日に到っているとか。熊本のTSMCのほか、北海道には国内企業として半導体産業を担うラピダスがありますが、経済全体にとってもその重要度が高まりつつある今日、その動向が気になるところではあります。
現在米国のNVIDIAが世界最大の半導体メーカーとして成長著しいとのことですが、正直ハードウェアの現状についてはあまり関心を向けなかったのが、昨今の報道の賑やかさに目を覚まされたという感じもあります。ふと気がついたのは、うちのノートパソコンにNVIDIAコントロールパネルというプログラムが入っていることで、これまでは目も向けなかったので、こんなところに、と呆れる始末ですが、これはGeForceという動画やゲームのような負担のかかる作業に大きな性能を発揮するNVIDIAのグラフィックカードが搭載されていたのでした。動画の編集やゲームはやりませんが、オフィスソフトを使っていても作業がスムーズにできるのはおそらくこれが効いているのでしょう。